Regional DX promotion
地域DXの推進
DXの推進
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」 (平成30年12月 経済産業省 「デジタルトランスフォーメーションを推進するための ガイドライン (DX推進ガイドライン) Ver. 1.0」)と定義づけられています。
デジタル技術によって、産業や地域が便利で快適になる。それは、多くの人が想い描く近未来のイメージです。しかし、いま街中にスマートフォンはあふれていますが、オフィス、店舗、工場、農村のモノやサービスの現場は、まだ一部がネットワークにつながっているに過ぎません。事業活動の中で得られるデータの多くは利活用されておらず、データ化さえされていないものもあります。
九州地域企業のDX
九州には、自動車、半導体、みそ・しょうゆ・焼酎などの発酵食品、バイオ・医療・化粧品、環境・エネルギー、畜産・野菜・米・果樹などの農林水産物など、第一次産業から第三次産業まで幅広い産業があります。新型コロナウイルス、少子高齢化と労働力不足など困難な事業環境に対応するためにも、DXへの取り組みが求められます。
DXによって、九州内の多様な企業の成果を高めるため、「DX共創ラボin九州コミュニティ」 では、企業との緊密なコミュニケーションを重視し、地域企業のDXをサポートすることを目的として、ITベンダー、Tech系ベンチャー、経営コンサルティングを兼ねた支援機関、九州地域の業界団体が参画してコミュニティを形成しています。
令和4年度は、経済産業省の事業として、【地域企業のDX】に関する支援を受けられます
令和4年度中に限り、経済産業省の予算で行う支援メニューを設定しています。
メニュー1:DX戦略策定支援
地域企業の中長期的な経営目標・ビジョンとその達成に向けた道筋について、DXの視点を踏まえた策定を支援します。
- 経営者・経営層とのインタビュー・ディスカッションを通したビジョンの明確化
- ビジョンと現状のギャップ分析による課題の明確化
- ビジョン実現に向けた中長期的な道筋(戦略)の策定
メニュー2:DX実現・マッチング支援
地域企業が既に取り組んでいる、または計画・構想しているDXの実現を支援します。
- 各種データの収集・分析を通したデータ利活用計画の策定
- データサイエンティスト等の派遣による社内人材の育成
- 実証実験の企画・計画や補助金の申請
- 具体的な投資計画や事業計画
令和5年度以降は原則的に受益者負担でコミュニティを運営する予定です。